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カーオーディオのノイズ取り

 我が通勤快速スズキアルトにはホーム用のDVDプレーヤーを搭載している。プレーヤーは車載のためAC電源部を抜いて12Vと5Vのシリーズレギュレーターを内蔵してバッテリー動作できるように改造してある。モニターはパチンコ台に使われていた7インチ液晶に秋月のRGBコンバーターを付けてビデオ信号入力できるようにしたものだ。3000円で買ったプレーヤーだがいいのはDVDに焼いたMP3が再生できることで、1枚のディスクにアルバム70、80枚1000曲も詰め込むことができるためディスク交換の必要はほとんどない。
DVDプレーヤー 電源DC化 液晶モニタ

 ウォーターポンプの交換をした際にタイミングベルトを脱着したため、しばらくはエンジン音を気にかけながら走行していたが問題なさそうなので、久しぶりに音楽をかけるとやたらとノイズが載っているのが気になる。
 音声はクラリオンのチューナーデッキのDINコネクタに入力しているが、このコネクタはメインアンプ直結でプリアンプを通らず、デッキのボリュームも使えないため外部にボリュームをつけて入力している。このシステム、チューナーを使っている時はきれいな音で鳴っているのにDVDプレーヤーに切り替えると、加速すれば「ヒューン」ウインカーを上げれば「フーン・フーン」と音楽にかぶさってくるノイズが耳障りだ。

 対策はとっている。まずGNDラインが浮いてないか調べること。古い車なのでエンジンルームに少しばかりアーシングケーブルを張りなおし、オーディオ専用のGNDポイントも作った。次にネットで見つけたトランジスタを使ったノイズフィルターを作って取り付けてみた。詳細はオールド・エルグランド我流工房さんの電源用ノイズ・フィルターの制作にある。これは大変効果があった。アイドリング中に聞こえる100Hz以下と思われるごく低域のノイズ以外はほぼカットしてくれて走行中は問題なく音楽を楽しむことが出来るようになった。しかし数ヶ月でまた中高域のノイズが復活してしまった。トランジスタが発熱して壊れたかと思い、作り直すけれどもまた数ヶ月しかもたない。こうなれば電源のプラス側もオーディオ専用に引っ張ってこようと思った。いわゆる「バッ直」だ。
バッ直線

 エンジンルームのバッテリーのプラス端子からヒューズをかませたケーブルをバルクヘッドのグロメットというゴムのパッキンを通して室内に引き込む。途中ケーブルがイグニッションコイルの側を通るので網線でシールドしてみた。室内ではリレーを使ってアクセサリー電源もこのバッ直ラインから作った。ここにカーオーディオ用のラインフィルターをはさんでプレーヤーとデッキをつないで見るといいようだ。中高域のノイズが飛び込んでくることはない。プレーヤー内部でシークモーターの発する甲高いノイズが目立つようになってしまった。アイドリングに伴う低音ノイズもレベルは小さいもののやはり聞こえてくる。後はプレーヤーの問題かな。パターン設計がまずいんだろう、プレーヤー内部のアンプの帰還抵抗を下げたり、パスコンを強化したりしているもののこの基盤がやたらとノイズを拾っているのは間違いないようだ。
リレーでACC電源

 低域のノイズは点火系からだろうか。アイドリングが800RPMだとすると、4サイクル3気筒エンジンならば1秒間に20回の点火が行われていると思う。20ヘルツの数倍音が聞こえているのだろうか。
 プラグコードのリークはないかとアイドリング中にプラグキャップを少し持ち上げてみると、横に飛んでいるスパークが有るような無いような。古いF6Aエンジンで出力が出ないときにはプラグコードをまず疑ってみるのが定石らしい。以前もF6Aの車に乗っていてプラグキャップがひび割れてスパークがダダ漏れになったことがあった。2気筒で走っているようなものでなかなか加速せずにクラクションの嵐を浴びたことがある。応急処置には建築用のシリコンシーラントを使えばいい。今回は漏れてないかもしれないけどシリコンを塗りたくってみた。結果は、ノイズの方は変らずだけど、加速が良くなったというよりまともに近づいた。これまで出足で他の軽に置いて行かれるたびに車が古いからなあ、トルコンも滑っているだろうしと思っていたのがけっこう着いて行く様になった。これはオカルトではない。リークのないプラグコードにやってもなんの効果も無い。ポンコツの応急の補修に過ぎない。キャップ部分でリークしているということはコードのほかの部分も劣化しているはずで、本当は交換するのがいいのだが純正で一式5千円もの出費はこの先長くは乗らない車にはもったいなくて出来ない。
プラグキャップにシリコン塗布

 「バッ直」の効果のほどはプレーヤーの品質の低さの中に埋もれてしまったようだが、ラインに他の電動部品がぶら下がっていないことで安心感は得られたと思う。次はπ型フィルタでもっと低域までカットできるものを考えてみようか。コイルとコンデンサで作るフィルターなら故障も無いだろう。フェライトコア・ノイズフィルターというのはオーディオ帯域では全く効かないはずだ。巷ではフェライトコア・チューンというのが流行らしいけど、そのあたりについても考えてみよう。

タグ : カーオーディオ

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