やっと7月。6月は壊れの1ヶ月だった。なにより体調不良。ブラウザを開いても検索窓に数文字打ち込むだけでも億劫で仕方なかった。工作も全くサボったまま。モノも次から次に故障するので困った。通勤用の車、デジカメ、電撃殺虫ラケットなど。足がなくては困るのでクーラントのボタ漏れになった車の修理に重い腰をあげた。

走行距離14万キロのオンボロ軽自動車スズキアルト。朝、通勤中に5分ほど走ってもアイドルアップが治まらず信号停止するとエンジン回転数が高いままで、スタートのためにDレンジに入れるとすごいショックで飛び出しそうになる。10分ほどで水温計が上がって来たので水が入ってないんだと気づいた。車を停めてキーを抜いてもエンジンがしばらく回り続けて怖かった。ようやくエンジンが止まったところでそっとボンネットを開けてみる。リザーバータンクが空っぽ。近くのコンビニでミネラルウォーターを買ってラジエターに注いでみる。ザアザアともれてくる様子もないのでエンジンをかけると落ち着きを取り戻していたので、水温に気を付けながら職場まで運転して行った。
帰りに車の下を見るとやはりけっこうな量の水がたまっていた。エンジンのベルト類のある当たりから点滴のように水が落ちてくる。
ウォーターポンプかな。水を補給してエンジンをかけて耳を澄ませてみる。特に異音はないような気がするのでベアリングは大丈夫か。シールだけなら水を足しつつ走れるだろう。
何とか持って帰った車に水を補給して車体の下にお盆を置いておくと一晩で1リットル近い水がたまっていた。狭いエンジンルームに針金につけた鏡を突っ込んで漏れている場所を探すとアルミ部品に開けられた5ミリくらいの穴から水が湧いて滴となって落ちていた。ネットで調べると
ウォーターポンプに設けられた点検穴らしくシールがだめになって漏り始めるとここから水が出てくるらしい。ウォータポンプで決定のようだ。ついでに修理料金を調べると2万5千円くらいらしい。
秋か年末には買い替えをと考えていた車にそれだけの出費は痛い。部品代は7,8千円といったところだ。自分で交換できるだろうか。車いじりというたいそう金のかかる趣味は持っていいない。オイルやクーラント、ファンベルトの交換くらいしかやったことはない。やり方はネットでいくつか見つかった。タイミングベルトもはずさなければポンプの交換は出来ないようだ。最大の山はクランクプーリーがはずせるかどうか。中心のポルトの締め付けが大変きついらしい。ここを緩めることが出来ればGOだ。廃車にしてもかまわないそう決めてボケていた気力のスィッチを入れる。ネットショップでポンプの見積もりを取っておく。
仕事のほうが連休となったので作業開始。軽の狭いエンジンルームに横置きにされたエンジンのベルト回りには工具を振り回せるスペースがほとんどない。ファンベルトをはずすのにオルタネーターの止めネジを緩めるのにスパナが15度ほどしか振れない。したがって一回ごとにスパナを裏返す必要がある。エアコンベルトも同様。やっとアクセスできるようになったクランクプーリーに取り掛かろうとしたら使える工具がない。ボルトの頭は17。上から見た感じではタイヤレンチが入ると思っていたが、エンジンとボディの隙間はずっと狭く、とても入らない。メガネはオフセットが小さくてプーリーの縁に邪魔されてボルトまで届かない。ラチェットはおしいが方向切り替えレバーの分だけ厚すぎる。工具を買いに出なければいけないのか。ホームセンターにたしかラチェットのないソケットをはめて使えるハンドルが打っていたような。後で調べたらスピンナハンドルと言うらしい。もう一度と、ラチェットをボルトにかけて角材で突いてやった。あ、はいっちゃった。ヘタリのきたエンジンマウントのおかげだ。ラチェット壊れるかなと思いながらも、もう行くしかない。ラチェットの柄をボディに引っ掛けておいてプラグコードをはずしてセルを回すとボルトは緩んでいた。

今度は外れないラチェットは再び角材をあててハンマーでひっぱたいて叩き落した。クランクプーリーは固着もなくあっさりと外れた。GO、GOだ。後はひたすらネジをはずして行けばポンプに対面できる。といっても組み立てのときネジが余るのは不安だ。スケッチを取ってネジのサイズを書込み、パーツボックスに場所ごとに分別してラベルをつけて入れていく。写真も撮っていたら、デジカメが壊れた。SWをOFFにしてもレンズが引っ込まずにエラー音を鳴らして停止してしまった。原因については心当たりはあるけれど何も今死ななくてもいいだろう。古いデジカメを引っ張り出したりしているうちにすっかり時間がたってしまった。ポンプの点検穴に水の流れた後を確認して、午後3時過ぎネットでポンプを発注する。到着は早くて2日後かなと電車通勤を覚悟する。

ポンプをとるにはタイミングベルトをはずす必要がある。組み間違えればエンジンを壊してしまうだけに緊張する。ネットで調べていたとおりにマーキングをいれて思い切ってはずしてしまう。ベルト裏カバーもはずさなければポンプのネジを緩められない。となるとカムプーリーもはずす必要があるか。よく見るといくつかネジを取ればカバーを回転させられそうだ。シングルカムでよかった。

ようやくはずすことの出来たポンプはベアリングはまだしっかりしているようだ。インペラの表面は錆びているものの形が崩れているようなところはない。10万キロでタイミングベルト交換がされているのでそのときに変えられたもののようだ。この車が12万キロで我が家にやってきたときには冷却水は赤錆だらけだった。ラジエターを洗浄してクーラントもこまめに交換して、その後さびを見ることはなかったのだが、ポンプのシールは早いうちに錆を巻き込んでダメージを受けていたのだろう。4万キロ少々で逝くとは水とオイルの管理はきちんとしておかないとね。
ポンプをはずした後に残ったガスケットのカスを削り取って注文したポンプの到着を待つだけ。夕方メールチェックをすると発送しましたの連絡が来ていた。なんと仕事の速い。このショップは
CAR-フラップさん、やります。
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