書棚の奥から探していたものが出てきた。別冊サイエンス「アマチュア サイエンス」1980年出版。

この本にピンポン玉を使った風速計が紹介されていたのを思い出してやっと見つけ出して製作してみた。記事は「振り子風速計」と題されたもので糸で吊るされたピンポン玉が風で流される角度を分度器で読み取って風速を知ろうというもので、風洞で検定されて制度は6%以上あると書かれている。

記事中の風速計はメモリに分度器をそのまま使用して読み取った角度から換算表を使って風速を知ることが出来るようになっていたが、ここでは風速を目盛りを刻んで換算の不要なものを作った。
目盛り計算表TXT ダウンロード:
ピンポン玉風速計目盛り.pdf 風速目盛りの製図はビットマップ系では斜めの線はギザギザになってしまうのでCADを使って行う必要がある。プリントアウトした目盛りをB6のカードケースに入れ1号の釣り糸(0.2ミリ以下)でピンポン玉を吊るして水平器と持ち手をつければ完成。糸の長さは目盛り中心からピンポン玉上面までで30センチと決まっている。ピンポン玉は記事の書かれた当時と国際規格が変ってしまって直径が38ミリから40ミリへ重量が2.46グラムから2.7グラムへと大きく重くなっている。この影響は抗力は面積に比例するので2.5%の増加。ピンポン玉の振れる角度は抗力と重量の比で決まるのでタンジェントの値でトータル7.75%の減少となる。・・と思う。記事の中のピンポン玉の触れた角度から風速を求める式は
u=8.76xcot(α)^(1/2) 風速:u[m/s] 角度α[deg]
であるが現在の40ミリ球では計数の8.76を9.1にすればいい。いずれにしても風洞とは違い屋外での測定では振れは一定せず細かい数字を読むのは困難で風速0.5メートル単位でわかれば十分と思われる。風速を基準に角度を割り出すには
α=ATAN(9.1^2/u^2) とすればいいはずだ。
風杯式風速計のデータロギングも出来るようになったのでこのピンポン玉風速計で校正しようと思ったがごらんのとおりの不安定な風の状態でまた今度。データは2秒間に1回1秒間の回転数の2倍を表している。
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